RZN(レジン)と聞いてピンときた方もいるかもしれません。
そうです。あのナイキゴルフが発売していたRZNシリーズのゴルフボールが今も残っているんです!
今回はそのRZN Golfのボール2種を試打する機会をいただきましたので、実戦ラウンドで9ホールずつ試打した感想をまとめてみました。
本記事はHS-TOURを試打したレビュー記事です。MS-TOURのレビュー記事はコチラ
本記事のきっかけ
残念ながら2016年にナイキゴルフはギア市場から撤退したのは皆さんの記憶に新しいと思います。
当時ボール開発および製造を受託していたメーカーが、オリジナルブランドを立ち上げました。それがRZN Golfです。
ナイキゴルフのRZNシリーズのボールと言えば、当時ナイキゴルフと契約していたあのタイガー・ウッズ選手も使用していたボールです。
大事なことなのでもう一回言います。あのタイガーです。
そのようなボールを、この度テックウインド株式会社様から支給していただけることになり、実際に使用してレビュー記事を書いてほしいと依頼を受けたのがきっかけです。
使用レビュー
2020年11月21日 晴れ
八洲カントリークラブ インコース9ホールにて
テスター;ダイキチ(筆者) ドライバーヘッドスピード 42m/s 最大飛距離240ヤード
MS-TOURを前半9ホールで使用した後、後半ハーフからHS-TOURに切り替えました。
こちらはいわゆるシリーズ最上級クラスのボールと思われます。価格帯的にも性能的にもターゲットはSRIXON Z-STAR XVやTitleist PRO V1Xといったところでしょうか。
適正ヘッドスピードは45m/s以上なので、数字から見ると私にはオーバースペックかも…
特徴としては、シリーズ唯一“3Dレジンアウターコア”を含むの4ピース構造になっている点。プロの期待に応えるべく、スピン性能を犠牲にすることなく飛距離を最大化させてくれるとのこと。
アウターに13,558個(!!)のマイクロディンプルがあるのはMS-TOUR同様のようですね。

写真でもデコボコしているのがうっすら見えるかと思います。ディンプルの中にさらに小さいディンプルがあるイメージです。
目立つパッティングラインも書かれており、自分で線を引かなくてもよさそうです。
MS-TOURは黒一色でしたが、こちらは赤が差し色になっており、こちらもカッコいいですね!
ここからは実際に打ってみた感想です。
HS42m/sの私にはちょっと合わないかも
ドライバーで打った時、球が上がり切っていない感じがしました。ボールをつぶし切れていない感じで、推奨HSが45m/s以上というのも納得です。
スピン性能は申し分なし
MS-TOUR同様、やはりスピン性能はピカイチです。SRIXON Z-STARと同じかそれ以上と感じました。
パターの打感はいいが、、、
ラウンド後半からボールを変えたためか、距離感がつかみにくかったです。むしろそれはボールのせいではなく自分自身のせいでしょうけど。
パターの打感の良さはMS-TOUR同様Goodです。普段ディスタンス系を使っている方は差を感じやすいと思います。
これは好みの問題なので、どちらがいいというわけでもないです。
独断で比較してみた
定量的な評価は難しいため、普段使用しているSRIXON Z-STARを基準とし、別記事で紹介しているMS-TOURも加えたシンプルな比較をしました。
※HS-TOURの比較であればZ-STAR XVであるべきかもしれませんが、普段使っているボールとの比較とさせていただきました。
あくまで私自身の直感である点をご理解ください。グラフの外側であるほど「良い」です。

実際のスペック
テックウインド様のホームページより比較表を引用します。

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また、今回は紹介できませんでしたが、2ピースのディスタンスタイプもあります。
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RZN SPEEDを試打した結果は後程別記事でアップします。
おわりに
やはりこのボールはハードヒッター向け。HS42m/sの私にはMS-TOURの方が合っていました。MS-TOURのレビュー記事でも書きましたが、MS-TOURを当面のエースボールにしていこうと思っています。
今、ヘッドスピードアップにチャレンジ中なので、今後の成長に合わせて使う機会を伺ってみます。
末筆ながら、今回このような貴重な機会をいただいたテックウインド様に感謝申し上げます。