ゴルフは楽しく、心地よい運動を提供するスポーツです。
これからのゴルフライフを最大限に活かすためには、適切なゴルフ用品が不可欠です。
一方、ひとことでゴルフ用品と言っても、たくさんの種類がある中で、どういったものを揃えることが必要で、どのように選べば良いのかゴルフ初心者の方はわからないことも多いのではないでしょうか?
ゴルフ用品店の店員の方に聞けば丁寧に教えて頂けますが、1から10まで聞くのも何だか気が引けるなぁとお考えの方もいらっしゃると思います。
この記事では、まずゴルフ用品のうち最初に必要となるゴルフクラブの選び方について詳しく紹介します。ゴルフクラブを選ぶうえでのポイントや注意点なども紹介しておりますので、ご参考いただければと思います。
ゴルフクラブの種類について
ゴルフクラブはゴルフプレイの根幹をなす道具です。クラブは通常、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターなどがあります。
なぜこんなにたくさんの種類があるのですか?
ゴルフクラブは打ちたい距離や打つ場所の状況(フェアウェイ、バンカー、林の中、グリーン上など)によってそれぞれ専用のクラブがあるんだよ。
それぞれのクラブの特性を活かしてうまく使いこなしていくことが上達への第一歩だね。
クラブの特性や一般的な用途は以下のとおりです
- ドライバー:長飛距離(一般的に1打目のティーグラウンドなどで使用します)
- フェアウェイウッド:中・長飛距離(距離特性により様々な番手があります)
- アイアン:中飛距離(距離特性により様々な番手があります)
- ユーティリティ:中飛距離(距離特性により様々な番手があります)
- ウェッジ:短飛距離(距離特性により様々な番手や種類があります)
- パター:グリーン
グリーン上ではパターしか使用することが出来ませんが、その他のシチュエーションでは何を使っても基本的に自由です
ゴルフクラブはどこで買えばよいか
ゴルフクラブを揃える方法はいくつかあります。
初心者の方は、同じ種類のクラブでもメーカーや種類、特性などがかなり異なりますので、ゴルフショップや中古ゴルフショップなどに行って実際に打ってみたり、店員さんと相談するなど、自分に合ったゴルフクラブ選びをされるのがお勧めです。
安く買えたり、ポイントが付くなどお得なので、ネットで購入したいんですが・・
ゴルフクラブはそれぞれ特性がかなり違っているから、その人に合ってるかどうか確認してからの購入をお勧めするよ
そもそも、自分に合っているとはどういうことなのか分からない場合は、以下の記事も見てみてね!
ゴルフショップで試打してみるなど自分に合ったクラブが見つかったうえで、ネットショッピングでお得に購入するなどすれば、うまく活用できるね!
ドライバーの選び方
ドライバーは、クラブの中で最も長く、最も飛距離を稼ぐことが出来るクラブで、必ず1本は必要です。
一般的には1打目のティーグラウンドなどで使用します。
ドライバーは以下の点を意識しながらお好みのものを試打してみてください。
ロフト角(ドライバーヘッドの球の当たる平らな部分の角度)というものがありますが、はじめのうちは、ある程度球が上にあがりやすいものが扱いやすいため、10.5°くらいのものを選定して問題ないでしょう。
種類が多すぎてどれを選べばいいのか見当もつかないんですが・・
どれを選んだらよいのか、全く見当もつかない場合は、まずは試しにダンロップのXXIOシリーズ試してみてね。
クセが少なくて、初心者にもとっても扱いやすいクラブの一つだし、XXIOを一つの基準として他のドライバーを試打してみるのも良いね!
フェアウェイウッドの選び方
フェアウェイウッドは、一般的には「3番ウッド ~ 7番ウッド」(7番以降はレア)まであり、まさにフェアウェイから長い距離を飛ばしたり、場合によってはティーグラウンドから打つ際にドライバーの代わりに使ったりします。
初心者のうちは必須というわけではありませんが、Par5の長いコースなどになると、2打目はまだかなり距離が残されていますので、最低1本は入れておくことをお勧めします。基本的に試打や選び方はドライバーと同様です。
- 1本入れる場合:5W(5番ウッド)
- 2本入れる場合:3W、5W
入れる本数によって使い分ければよいですが、初心者のうちは細かい距離の打ち分けをしないことと、3Wはシャフトが長いため、やや扱いが難しいことから、5Wを1本購入でもよいと思います。(最悪はフェアウェイウッド無しで始めるのもアリです)
アイアンの選び方
アイアンは基本セットになっています。一般的には「5番アイアン ~ 9番アイアン」がセットになっており、セット内容によっては6番~9番や、P(ピッチングウェッジ)や、S(サンドウェッジ)がセットになっているものも良く見られます。
アイアンは長い距離を飛ばすことは得意ではありませんが、基本的にゴルフでは最もよく使うクラブの一つですので、しっかりと自分に合ったクラブを持っておくことをお勧めします。(セット内容に違いはあっても必ず必要です)
試打や選びかたのポイントはドライバーと同じです。
アイアンについてはシャフトがドライバーやフェアウェイウッドと同じく「カーボン」で出来ているものと、「スチール(鉄)」で出来ているものがあります。これは特性の問題ですので、どちらがいいということではなく、試打する際の「シャフトの硬さ・重さ」で扱いやすく感じる方を選定いただければ問題ありません。
ユーティリティの選び方
ユーティリティはロングアイアン(5番アイアン、6番アイアンなど)の代わりに使われることが多く、フェアウェイウッドよりシャフトが短く、アイアンよりソール(地面についている面)が広い形状をしているため、比較的ダフりにくいなどの特徴があり、優しい「お助けクラブ」として活用される場面が多いです。
必須のクラブではありませんが、様々な場面でお助けクラブとして威力を発揮してくれるため、プロゴルファーの方も活用されている方多いですね。初心者の方も是非入れておいて頂きたいクラブです。
ユーティリティのシャフトは、アイアンと同じくカーボン製とスチール製があります。
ヘッドの形状はフェアウェイウッドに似ていますが、使い方や位置づけはアイアンと似ていますので、基本的にはアイアンと同じタイプのシャフトを選定されることをお勧めします。(ただし絶対同じでないといけないということではありませんので、試打した結果打ちやすさ重視で選定いただいても問題ありません。気を付けておきたいポイントとしては重量がアイアンと極端に違わないようにした方がよいということです)
ウェッジの選び方
ウェッジについては、アイアンセットのウェッジを基準として選ぶことが重要となります。
例えば、アイアンセットに「P」(ピッチングウェッジ)、と「S」(サンドウェッジ)が含まれている場合は、基本的にウェッジを別で購入する必要はありません。(後々必要になった時点で追加購入検討すれば良いです)
「P」はグリーン前100ヤード前後の距離で使われるウェッジで、「S」はグリーン周り数十ヤード前後やバンカーなどで使われるウェッジです。
アイアンセットにP(ピッチングウェッジ)のみ含まれている場合、バンカーなどで使えるウェッジがありませんので、以下の選択肢があります。
- アイアンセットと同じシリーズで「S」を購入する
- 別途ウェッジを選定して購入する
同じシリーズで「S」を購入する場合は、シンプルですが、別途ウェッジを選定する場合は以下の点を注意しましょう。
基本的にウェッジの表記は「50°」や「56°」などの度数表記となっています。出来る限りロフト角の連続性(例:ドライバーの10.5°~ウェッジの58°まで)を一様の刻み間隔にした方が違和感が少なく扱いやすいセットになります。
例えば「P」のロフト角が48°の場合、ウェッジは以下のような選択肢が出てきます。
- 1本購入する場合:56°(8°刻み)
- 2本購入する場合:52°(4°刻み)、56°(4°刻み)
ウェッジの度数は1°刻みで多種多様なラインナップがそろっていますので、必ずしも上記の組み合わせにする必要はありません。
最初から過度に気にする必要はありませんので、アイアンと同じシリーズにしておくか、アイアンシリーズの「S」と同じロフト角のウェッジを、まずは1本用意するかなどでも全然問題ありません。
パターの選び方
パターは基本的に何を選んでも自由ですが、他のクラブ同様に必ず試打をされることをお勧めします。
パターは形状の違いから、クラブの動きが異なります。
- ピン型:扇形の軌道を描きやすい
- マレット型:直線的な軌道を描きやすい
写真左から、ネオマレット型、マレット型、ピン型となり、いわいる基本形です。
このほかにもかなりバラエティに富んだ形状があるのがパターの特徴で、それぞれ動きやすい軌道が異なりますので、自分がどちらのタイプが打ちやすいのか(違和感が少ないのか)などチェックしてみるとよいと思います。