以前から気になっていた格安レーザー距離計をついに購入しました。さっそくレビューしてみます。
1万円強で高低差機能付きのレーザー距離計、控えめに言ってコスパ最強です。
箱の中身は
以下が入っています。
- 本体
- ケースとストラップ
- 電池と電池交換用のコイン
- 説明書
- レンズクリーナー

本品は電池式です。調べてみましたが、ほとんどの商品が電池式ですね。その方が軽いのかな。
ケースはロゴもなくシンプルな黒色。「余計なロゴは要らない!」という方も多いと思うので、ここは意外と高ポイントかも。
開閉はベルクロ式です。
裏にはベルトを通す穴とカラビナ等を通すループがついています。ベルト幅は写真の通り6センチまでOKです。


搭載された機能は
主に用いるモードは3つ
本品には全9モードが搭載されています。
- 直線距離モード →ハザードまでの計測に
- ピンサーチモード →アプローチでの計測に
- スロープモード →高低差があるときの計測に
- 霧モード →霧がかかっているときの計測に
- 水平距離モード
- 角度測定モード
- 高低差モード
- 速度測定モード
- 連続測定モード
実際にゴルフで用いるのは1~3のモードと、霧の場合に4といったところでしょうか。
ちなみに、使用中のモードを外部から判別するインジケータのようなものはないので、競技には不向きなモデルかと思います。
エンジョイならメインは直線距離モードかスロープモード
私は競技ゴルファーではなく、かつ山岳地帯のコースに行くことが多いので、3のスロープモードをメインに使うことになりそうです。高低差を考慮した距離が表示され、打つべき距離を表示してくれます。
そして、おそらく本品の唯一ともいえる欠点がここにあります。
ライバル商品を調べたところ、「実際の距離」と「打つべき距離」が2つ表示されるのが多いのですが、本品は補正された「打つべき距離」のみしか表示されないのです。
でも言い換えれば、その数字だけを見て判断すればよいわけですから、とてもシンプルですよね。
手ブレ補正機能付き
他の方のレビューで見ましたが、「手ブレ補正機能があまりよくない」との声があります。おそらく、N社のハイスペック品と比較したときの感想だと思いますが、さすがにこの価格帯でそこまで求めるのは酷でしょう。
後述しますが、両手でしっかり持てばほとんど目標を外しませんし、何より測定が0.3秒と高速なので問題なし。慣れてくれば片手で十分使えます。
公称誤差は±1ヤード
はっきり言います。十分です。こちらの腕前を考えれば十分すぎます(笑)
GPS距離計が一般的に±5ヤードと言われているので、精度の点ではやはりレーザー距離計が勝ります。
重さは160グラム
冒頭で述べた通り、初めての距離計ですがもう少し重いものだと思っていました。想像以上に軽く、腰のベルトに着けておけば、全く気になりません。
レンジで試してみた結果
まずはレンジに持っていき、1階と2階と3階の同じ位置の打席後方からスロープモードで測ってみました。
1階での表示109ヤードを基準に考えると、およそ3~4刻みになっています。
表示された ヤード数 [ヤード] | 表示された 角度差 [度] | |
---|---|---|
1階打席 | 109 | 0 |
2階打席 | 106 | -1 |
3階打席 | 102 | -3 |
下の枠内はおおまかな考察ですが、読み飛ばしてもらって構いません。
結論、性能に問題はなさそうです。
1階ごとにおよそ4m(3.6ヤード)ヤード差と想定。1階と3階では8m差(7.2ヤード)あるとする。
落下角度がおよそ45度のため、1階上がるごとに飛距離は3.6ヤード増える。(図1)

シンプルに、打つべき距離は3.6ヤード減ると考えると、上表の距離の表示は妥当。
また、7.2ヤード/109ヤードを角度に返すとおよそ3.8度となり(図2)、角度の表示も妥当。
手ブレに関しては全く問題なく、しっかり測定できます。もちろん慣れは必要ですが、一度やってみればコツは掴めるとおもいます。
これらの機能で1万3千円台は正直破格だと思います。今人気のI社の商品が1万円程度で高低差機能なしだということを考えれば、やはりコスパ最強でしょう。
メーカー名など気にせず安くて多機能の商品を求めている方にピッタリではないでしょうか。
実際にコースで使用してみた
実際のラウンドでのレビューはコチラ
※近日アップ予定 12/3にラウンドした際に使ってみました!