
あなたの「ドライバーの平均飛距離」は何ヤードですか?
ちなみに、私の平均飛距離は200~220ヤード程度と認識しています。ちなみにヘッドスピード42m/sの男性です。
「え?全然飛んでなくない??」と思った方もいるかもしれません。
これから伝えたいことは、私なりの”平均飛距離”の考え方です。
賛否あるかもしれませんが、これを知ればあなたのマネジメントが少し変わります。
平均値と最大値
多くのアベレージゴルファーは最大飛距離と平均飛距離を混同しています。
人間は都合のいい生き物で、良い時の感覚を強く覚えているのです。だから250ヤード先のフェアウェイにバシッと飛んだ時の記憶が数球あると、それを”平均飛距離”と言ってしまうのです。
平均はあくまで平均値なので、グッドショットも打ちそこなったときも含めて平均化しなければならない。というのが私の考えです。

OBの時の考え方
240ヤード飛ばせる方がティーショットしました。距離はおよそ240ヤード出ているのですが、大きくスライスしてOBになりました。打ち直した結果、今度は240ヤード先のフェアウェイにしっかり飛ばせました。
さて、この方の平均飛距離は何ヤードでしょうか。
「2球とも240ヤード飛んだのだから、240ヤードでしょ」
計算上はそうです。でも私の考えでは80ヤードです。なぜ80なのか。
理由はシンプルで、OBで打ち直しているため240ヤード先に到達するまで3打を要しているからです。240÷3で80ということです。
この考え方をどう捉えるかはあなた次第ですが、ゴルフの本質に通じていると思っています。
いかに少ない打数で先へ進むか
極端な話ですが、ドライバーでOBになるなら9番アイアンで2回打ったほうが少ない打数で進めるのですよ。
このことは考えてみれば当然のことではあるのですが、理解していても行動に移すというのはなかなか勇気がいります。
パー5のホールで9番アイアンを持ってティーショットする人はまずいないですからね。
私がここで言いたいことは「代わりにアイアンを持ってティーショットしましょう」ではなく、1打あたり平均で何ヤード進めるクラブなのかを理解してコースマネジメントしましょうということです。
それがスコアアップへの近道になります。
ちなみに、この考えが”賛否ある”といった理由を話します。
多くのレッスン書や動画では、「しっかり当たった時の距離でクラブを選択すること」と教えています。私の考えと真逆です。
例えば、残り140ヤードの状況で7番アイアンの最大飛距離140ヤードの人は7番アイアンで打て、ということです。
しかし、私はライ(ボールが置かれている状況)にもよりますが、6番アイアンを選択します。7番アイアンで100%の距離を打てる確率を知っているからです。
私はレッスンプロではないので、どちらが正しいかと聞けばたぶん多数決で負けるでしょう。でも、こういう考え方もあると知っていただきたかったので記事にしました。
自分の平均を知れば気楽になる
ここまでの考えから、私はドライバーの平均飛距離をおよそ200ヤードと捉えてラウンドしています。
なので、200ヤードそこそこのフェアウェイに私のボールがあれば、もう最高の結果です。

ところが、平均飛距離≒最大飛距離と捉えている人は、200ヤード先にボールがあると、「ヤバい、全然飛んでない!」と嘆いてネガティブな方向に考えます。
そして自分の最大飛距離と実際の飛距離のギャップを取り返そうと無理して、得意ではない長いクラブを持って2オンを狙い、、、その先は大体予想できますよね。
私が100を切れるかどうかの頃がまさにそのタイプのゴルファーでした。まだ20代でブンブンドライバーを振り回していて、良い時の飛距離の前提でマネジメントしていたのです。
でも平均飛距離の考え方を見直してからとても気楽にラウンドできるようになり、少しのミスではまったく動じなくなりました。
終わりに
今回の内容は賛否ある考え方だと思います。読んでもし「なるほど!」と思っていただけたら、ぜひ今日から平均飛距離の考え方を見直してみてください。
この記事がみなさんのスコアアップのきっかけになればと思います。
最後にもう一度聞きます。
あなたの「ドライバーの平均飛距離」は何ヤードですか?