思い通りのショットがでないとイライラしちゃいますよね。ましてやティーショットがOBだったらなおのこと。
ミスが出るたびに落ち込んだりイライラしたりしてませんか?
今日を期にミスに対する考え方を変えて、楽しくゴルフをしましょう。
メンタルを見直して楽しく回れば、あなたのスコアも変わってきますよ。
ミスは起こるもの
誰しもミスをするのがゴルフなのです。
それを理解したうえでプレーし、そのミスをつなげてホールアウトするのがゴルフの楽しみであると思っています。
今これを読んでくれている方に質問です。
次回ゴルフ練習場に行ったら得意なクラブで練習場の落下点にある的(グリーン形状の円やネットなど)を狙って10球連続で打ってみてください。どれくらいの精度で打てるでしょうか。
半分の5球だけでも思った通りに打てていれば十分かと思います。
平らな足場・平らなマットの上から自分の得意クラブを使ってその確率ですから、コースに出たらその確率よりもさらに下がることは容易に想像できるはずです。
しかし、いざコースでミスショットをすると、ミスショットに対してクラブをたたきつけるほど怒りをあらわにしたり、たった一度のミスで落ち込んでいる方を見かけます。
練習場でミスショットしてもそこまで感情的にならないのに、本番の一球となると気持ちが変わってしまうのですね。
もう一度言います。どんなレベルのゴルファーであれ必ずミスをします。松山英樹選手だってミスをしています。私だって数えきれないほどのミスを繰り返してきました。(松山選手と並べてすみません)
そもそもそれはミスなのか
あなたの「ミス」の定義はなんでしょうか。
ダフった時、どスライスしてOBの時、アプローチがトップした時、4パットした時。。。挙げればキリがないかもしれません。
私が考えるミスの定義は”自分が想定しているプレーと違う結果が起きた時”です。
そのため、OBも想定している状況でOBが出てしまってもそれはミスとは思わないようにしています。
トラブルから大崩れしてしまう人は”自分が想定しているプレー”に大きな期待を抱きすぎている気がします。
もっとシンプルにいうと、多くのエンジョイゴルファーが自分のスキルを過大評価しています。
ちなみに、私もそうでした(笑)
自分の今のスキルを正しく把握し、その範囲内のトラブルはミスとは思わず、それが実力と割り切りましょう。
割り切ればリラックスできる
そんな私も以前はトラブルのたびにイライラしているタイプのゴルファーでした。でもあるラウンドをきっかけに考え方が変わった、という話をします。
数年前、とある事情で半年近くラウンドができない時がありました。練習も2カ月に1度という頻度で、久々の友人とのラウンドです。
その日はスタート前から割り切っていました。
「ラウンドはおろか、練習さえロクにしていないのだから、いいスコアになるわけない。ミスして当たり前」
案の定、何度もミスショットをしましたが、不思議とそれすら楽しく、ゴルフが出来ている楽しさ・嬉しさでミスしたことを何とも思わなかったのです。
それ以来、ゴルフを楽しくプレーすることを一番に考え、常にリラックスすることを心がけています。
この話はたしかに偶然かもしれません。でも割り切って楽しくプレーした結果だと思っています。
割り切ることの大事さを身に染みて感じた瞬間でした。今でも自分のゴルフライフのターニングポイントだと思っています。
プロもミスを前提にしてプレーしている
ゴルフをプレーするのが好きな方は、土日にテレビで放映しているプロゴルファーの大会を観ている方も多いと思います。
300ヤードを超えるショット。ビタっと止まるスピンのかかったアプローチ。7番アイアンで200ヤード近く先にあるグリーンにナイスオン。惚れ惚れするプレーばかりですよね。
とてもマネできないように思えますが、そんな中でも私たちが参考にすべき点があります。
分かりやすいのがパー4の2打目です。バンカーや池が配置されている先にピンがあったり、ピンがグリーンの端にある場合、多くのプロは無理してピンを狙いません。
グリーンの中央やピンの反対側を狙って安全にグリーンオンさせているシーンを何度も見ます。
これは、プロのレベルですらショットに若干のバラツキがあり、そのバラツキをゼロにはできないことを知っているからなのです。
大人気ゲーム「みんなのGOLF(みんゴル)」のようにドンピシャで打てる精度があれば皆ピンを狙います。でもそれが出来ないのが人間の体なのです。
これを知ると、ゴルフ観戦もまた楽しくなりますよ。
タイガーのアンガーマネジメント
それでもどうしてもイライラしてしまう方へ。あのタイガーウッズもトレーニングを受けたといわれているアンガーマネジメントを最後に簡単に紹介します。
タイガーはトラブル時などに怒りがでると6秒だけ我慢します。そして6秒をやり過ごして次のプレーに移るのです。
アンガーマネジメントでは”人間の怒りは長くて6秒”と考えられているらしいです。
もしトラブルショットになってしまったら、カートに戻るまでの6秒だけグッとこらえて、あとは忘れましょう。
おわりに
人の感情は人それぞれなので、「こうすればOK!」という正解はありません。
ミスするたびにイライラしたり落ち込んだりしてなかなかスコアが伸びない方へ、この記事を読んで100を切れるきっかけになってくれればうれしいです。