グリーンまで残り90ヤード。ピッタリなクラブがない…
ラウンド中にこんな悩みを持った方も多いと思います。フルショットで打てる距離よりも少し短い距離が残るとクラブ選択に迷いが生じますよね。
そうならないために日頃から正しい飛距離の階段を意識しておきましょう。
あなたが打てる飛距離を把握して、さらに同じ距離を複数のクラブで打てるようになれば、あなたのゴルフの引き出しがぐっと増えていきます。
飛距離の階段の正しい作り方
まずクラブ毎に打てる距離を把握する
突然だけど、PWで何ヤード飛ぶ?
100ヤードくらい、ですかね
私は80~110ヤード
ずいぶんと幅がありますね?
実はその幅を理解することが大切なポイントなんだよ!
自分の飛距離の幅を知ることが、正しい飛距離の階段を作る第一歩です。
この幅を理解することのメリットは2つ。
- 自分の打てる距離と打てない距離をはっきり決められる
- 自分の飛距離のバラツキを数字で知っておける
1つずつ解説します。
自分の打てる距離と打てない距離をはっきり決められる
80ヤードまでしか打てないクラブで90ヤードを狙う人はあまりいないと思います。
手前にレイアップしたい場合は別ですが、90ヤードを打てるクラブで狙うはずです。
その時にPW=100ヤードという人とPW=80~110ヤードと考えている人では90ヤードに対するクラブの決断の時間が違います。すぐにPWで打つと判断できるはずです。
幅を理解していないと、「やばい、中途半端の距離になった!どうしよう…」となってしまうのです。
自分の飛距離のバラツキを数字で知っておける
我々アマチュアゴルファーには必ず飛距離のバラツキがあります。いや、プロのレベルでも小さな範囲でバラついているはずです。
幅を知るということは、ジャストミートした時とそうでないときの差を数字で理解しておくということです。
例えば、グリーンセンターまで100ヤード、バンカーまで85ヤードだったとします。
PWの距離の幅が80~110ヤードだとしたら、万が一の場合は入ってしまうことも考慮したうえでPWを持つべき、ということです。
幅を把握したら表にしてみる
では幅が理解出来たらクラブ毎の飛距離を表にしてみよう
はい、できました!
いいね。でもちょっと物足りないかな。
例えば90ヤード打つ時、どうする?
うーん、困りますね…PWを短く持つとか?でも自信ないです。
それでいいんだよ!自信がなくても、打てる距離の選択肢を持っておくことが大事なんだ
打てる距離をさらに可視化する
なるほど!自信を持って打てる距離とそうでない距離をわけることで、自分のできることがわかるんですね!
こうして見ると、90ヤード付近は、打てるクラブの幅が重なっていないから、僕の課題が見えてきました!
このように、色付きで可視化すると今のセッティングで課題となるところが見えてきます。
彼のケースでは残り90ヤードとなった時に困るのです。
PWでも打てるが、そのクラブの最小距離を打てるのか不安。
AWでも打てるが、ジャストミートしないと絶対に届かない。となってしまいます。
階段を見直すためにやるべきこと
やるべきことは大きく分けて2つあります。
飛距離の幅を広げるための練習をする
もちろんこれが長い目で見たときに最も成長するやり方です。表の濃い紫色の幅が広がれば広がるほどあなたのアプローチの引き出しが多くなります。
クラブを変える
さっきの表のAWはロフト角は何°?
えーっと、54°ですね。
ということは、50°や52°に変更した方が良いってことですね!
まとめ
正しい飛距離の階段を作る考え方を紹介しました。ポイントをおさらいします。
飛距離の階段を正しく作り、打てる距離の幅を広げていくことが上達への近道です。
ちなみに飛距離の表はわざわざ作らなくても頭の中でイメージできていればOKです。
この考えはミドルアイアンにも同じように使えますが、5番6番アイアンでの距離の打ち分けはかなり難しいので、ショートアイアン以下の練習でまずは十分だと思います。
他にも100切りを目指す方々や安定して100切りをしたい方への記事をいろいろアップしています。
みなさんのスコアアップの手助けになれば幸いです。
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