練習場では良いショットが打てているのに、なぜかコースに出るとダフッてばかり…
スイングに原因があるのでは?とプレー中にあれこれ考え始め、結局わからないままラウンドを終えてしまうことありますよね。
ダフる原因はたくさんありますが、もしかするとあなたが練習するときのシューズが原因の1つかもしれません。
シューズの構造を知って、ダフる原因を1つずつなくしてしまいましょう。
ダフる原因はシューズにあるかも
ゴルフシューズのかかと部は厚くできています。
これは前傾姿勢を自然に作るためとも言われていますが、この厚さがポイントなのです。
かかとが厚いと地面より少し高い位置から打っている
2つの写真をみてください。これは中敷きを抜いた状態で地面から内側まで厚さが何ミリあるかを測ったものです。
引き算をすると35ミリ。結構厚いですね。
モデルによっても違いがあるものの、ゴルフシューズのかかと部は分厚いモデルが多いです。
芝の上だとシューズは沈む
芝を踏んでみるとイメージしやすいですが、フカフカしているほど足が沈む感覚がわかるかと思います。
もちろんボールもある程度は沈みますが、ボールの質量は45.93グラム以下と決められており、人間の体重の1,000分の1程度ですので、シューズほど沈みません。
つまり、上の絵のようにボールとシューズの沈む量が違うのですね。
余談ですが、ゴルフボールはMサイズの卵よりも軽いんですよ。
マットの上だとシューズは沈まない
しかし人工芝のマットやゴムマットの上に立つと、硬さがあるので天然芝ほど沈みません。
絵のように、シューズのスパイク部がたわむ程度です。
この状態で練習し続けてしまうと、いざ芝の上に立った時に普段よりもボールの位置が地面に対して高くなってしまう(ボールに対して自分の足の位置が低くなるので)のです。
そしてそのままいつものスイングをすると、地面をたたいてしまう。
「シューズが原因でダフっている可能性がある」というのはこういうことです。
練習場はゴルフシューズでなくてもよい
練習場のマットの上ではソフトスパイク付きのゴルフシューズでなくてもよいと考えています。
裏が平たいスニーカーで練習されている方も結構いますよね。
ちなみに、ゴムマットの上でソフトスパイク付きのシューズで打つとグリップが効きすぎてしまうので、足や膝を痛める可能性もある点もご注意ください。
私はそれが理由で一度左膝を痛めてしまいました。
次に紹介しますが、それ以来スパイクレスシューズで練習するようにしています。
スパイクレスシューズもおすすめ
スパイクレスシューズというのは、取り外し可能な鋲がないタイプのシューズです。
パッと見は普通のスニーカーですが、ゴルフ用にくるぶし周りがしっかり作られているものが多いです。
裏の凹凸がスパイクの役割をするのですが、凹凸がすり減っても交換できないというデメリットもあります。
しかし、練習場のみで使っていればワンシーズンですり減ってしまうようなことはないです。
ちなみに写真のシューズは購入して3年経過して週1ペースで練習していますが、まだまだ使えます。
肝心のかかと部の厚さですが、私が使用しているモデルで20ミリの厚さです。
先ほどのミズノのソフトスパイクシューズが35ミリですから、その差15ミリということになります。
たかが15ミリと思うかもしれませんが、ゴルフボールの直径の規格が42.67ミリ以上であることを考えると、15ミリは直径の3分の1に相当します。
これは結構大きな差ですよ。
練習場ではスパイクレスやスニーカー、コースではソフトスパイクと使い分けるのもいいかもしれません。
まとめ
さっそく次の練習からシューズを変えて、本番でのダフリをなくしていきましょう!