「今日は40パットだったからパットが悪かった」と振り返り、その日のパッティングをパット数のみで評価することは正しいのでしょうか。
スコア入力アプリがとても便利になり、打数だけでなくパット数も記録できるのが当たり前になっています。
パット数は記録しないのが私のスタイル。もし記録を残すのであれば打った距離も残しておくべきというのが私の持論です。
なぜそう考えるか、詳しく解説します。
総パット数≠パットのスキル
まず冒頭に申し上げたいのは、総パット数だけでその日のパットの良し悪しを判断するべきではないということ。
アプリで入力すれば、パット数だけでなくパーオン率・ボギーオン率まで勝手に計算してくれますよね。
ラウンドの結果を細かく記録しておくことはとても素晴らしいことですし、ぜひそれは続けていくべきです。
言いたいことは、その数字の使い方を見誤らないようにするべきということ。
極端な話、パー4でセカンドショットがビシッとグリーンに乗って2パットと、グリーンをこぼしてアプローチで寄せて1パットと、ゴルフの本質は同じです。
やるなら距離も記録
10メートルを2パットで入れることと、2メートルを1パットで入れること、どちらが難しいと思いますか?
もちろんどちらも簡単ではありませんが、私は前者がより難しいと考えます。
10メートルを2打ですから、1打あたり5メートルの計算です。
言い換えると5メートルを1打で入れられた、と考えられます。
しかし、パット数だけを意識していると、2パットの前者が✖で1パットの後者が〇となってしまいます。
まして18ホールすべてのパット数を足してしまうと、どういう過程でどういう距離をパターで打ったか記録に残りません。
そんな状況で、総パット数が多い=パッティングの調子が悪い、と判断するのは早計です。
距離÷パット数
記録を残すなら、グリーンオンした位置からカップまでの距離もメモしておくべきです。
(オンした位置からの総メートル数)÷(総パット数)
このように記録を残しておけば、1打あたりにどれだけの距離を決められるのかがわかります。
この数字が大きければ多いほどパットのスキルが高いと言えるでしょう。
距離を測る場合はスロープレーに注意
注意したいのは、残距離を正確に測ることでスロープレーにならないようにすることです。
歩測でざっくり測りましょう。
私はパットは距離を測らず感覚で打つタイプなので、前述の考えと合わせてパット数および距離を記録していません。
代わりに100ヤード以内の打数を測るようにしています。
中井学さんの著書、”100ydシングルになる”に習い、100ヤード以下の打数のみを記録し、その数字を減らすように意識しています。
まとめ
総パット数という数字だけでパットの良し悪しを判断すべきではないという点、距離も含めて考えるべきという点を説明しました。
これからのパットの記録が、あなたのさらなるスキルアップに役立つことを願います。