スロープレー防止のためにローカルルールで設定されているプレイング4の特設ティー。
ミスの救済のためのティーですが、いくつかの大事な点を押さえておかないとミスを連発してしまいます。
そもそもプレイング4とはなにかという話に加えて、プレイング4の特設ティーで意識してほしいことを3つ紹介いたします。
プレイング4とはなにか
一言でいえば、スロープレー防止の救済ティーのことです。
上図の例で説明します。
ティーショットでOBだったとします。
本来であれば1打罰を加えて3打目を打ち直しますが、これを省略して打ったことにします。
そして打ち直したボールが落ちるであろうエリアに特設ティーが設定されています(図中黄色の〇)
プレイヤーはそこから4打目を打つ、だからプレイング4と呼ばれています。(ティーアップ可)
打ち直しを繰り返していては先へ進めないですよね。スロープレー防止のためというのはそういうことです。
プレイング4で意識すること3つ
私の経験から、プレイング4の特設ティーで打つ時に意識しておくべきこと3つを紹介します。
ミスを取り返そうとしない
まず大前提として、過ぎてしまったストロークを取り返すことは不可能です。
ゴルフは1打1打の積み重ねであり、足し算引き算ではありません。
OBで4打目になったからといって、ミスを取り返そうと無理なプレーをしないようにしましょう。
むしろそこから2打目と思っていつも通りプレーして、最後にスコアカードに+2をすればいいだけです。
特設ティーでドライバーは危険
例えばパー5では特設ティーからグリーンまでかなり距離が残る場合があります。
すでにそこで4打目という意識があると、どうしても次で距離を稼ぎたくなります。
では質問です。
特設ティーのような場所から200ヤード以上先のグリーンの幅を狙う練習を普段からしているでしょうか。そしてその精度はどれくらいでしょうか。
この質問に自信をもって答えられない私は、プレイング4の特設ティーから長いクラブであまり打たないようにしています。
そして自分にこう言い聞かせています。
「そもそもOBというミスをしたから俺はここにいる」
そこは平らなところか
もう1つ、私が特設ティーで長いクラブをあまり使わない理由がこれです。
多くのプレイング4のティーは写真のように黄色いマークがあり、その間から打ちます。
ティーイングエリアに比べ、フラットでないことが多いです。
私は左足下がり・つま先下がりのような最悪の場所からドライバーを打つ練習をしたことがないので、場所に応じて適切なクラブで打つことを心がけています。
ティーアップをすると平らなところにいるような錯覚に陥ることがありますが、特設ティーに向かう時にあらかじめ傾斜をよく見ておきましょう。
おわりに
冒頭に書いた通り、プレイング4の特設ティーは救済です。
限られた範囲ではあるものの、自分の好きな場所から打てますし、ティーアップもできます。
ネガティブに考えず、前に進めたと前向きに考えましょう!
そしていつも通りの自分になって、次の1打に集中しましょう!