ゴルフレンジに行くと、時々写真のように一部だけ人工芝が薄くなっているマットを見かけます。
せっかくお金を払って練習するのですから、キレイな芝の上で打ちたいと思いますよね。
でも、実はこんなマットもいい練習になるんですよ。
今回はTwitterのフォロワーさんの意見も交えながら解説していきます。
なぜ一箇所だけ薄くなるのか
理由はシンプルで、皆同じところから打っているからです。
マットの中央にボールを置いて、マットのラインに沿って構えて打つのが一番落ち着きます。
でも、よく考えてみてください。
ティーイングエリアや特設ティーを除き、自分で打ちたいところは選べないですよね?
それに、足元のマットのラインなんてコースに存在しないですよね?
いろんなところから打とう
コース上には様々なライがあります。
ラウンド中にどんなライでも心を落ち着けて打てるよう、マットの様々な場所から様々な方向に向けて打ってみましょう。
もちろん、芝が薄くなっているところも有効な練習場所です。
フォロワーさんの意見
ここからは、Twitterのフォロワーさんの様々な意見をまとめてみました。
大きく分けて、以下3つに分けて紹介します。
- 芝が薄い部位で打つことの考え
- 薄い部位を避けて打つことの考え
- その他の意見
芝が薄い部位から打つことの考え
ダフリがわかりやすい
人工芝で打つと、実際にはダフってるんだけど気づかない、ということがあります。
あえて芝の薄いところで打つことで、しっかりボールを捉える練習になりますね。
余談ですが、石川遼選手はアプローチの練習を木の板の上でやることがあるらしいです。
クリーンに打つための練習なんだとか。
短いクラブは薄いところで
これも上の理由に近いかもしれません。
短いクラブほど精度が求められますから、ごまかしが効かないところで練習するという意図でしょうか。
シビアな状況で打つとマイナスイメージが
ここからは1の反対意見です。
シビアな状況で打つことでマイナスのイメージが湧き、スイングに影響してしまう、という考えです。
ゴルフはメンタルのスポーツですから、とてもいい意見だと思います。
ダウンブローが強くなりすぎる
ベストスコア62というツワモノからの意見です。
たしかに、芝が薄いとレベルに打つのを避けて無意識に上から打ち込みすぎてしまうのかもしれませんね。
昔のクラブと違い、現代のクラブは無理に打ち込む必要はないと言われてます。
薄い部位を避けて打つことの考え
気持ちよく打ちたい
薄い部位は避けて写真手前側などの芝がキレイな部位で打つ方の意見です。
いかに気持ちよくスイングできるか。これってすごく大事なことだと思います。
もちろん本番を想定して厳しい状況を作ることも大事ですが、練習のときこそ気持ちよく打ちたいものですよね。
ゴルフは楽しむのが一番ですから。
長いクラブは良いライで
長いクラブが苦手という方の意見です。
ゴルフは一般的に長いクラブほど難しいもの。
自分の得意と苦手をしっかり理解し、それに応じた練習をすることも大事ですよね。
その他の意見
どちらでも打つ
ここまで出てきた意見を総合的にイメージされている方だと思います。
どちらにも長所と短所があり、それらを踏まえた上で練習をされているのでしょう。
ティーアップして打つ
アンケート時の選択肢に含めてませんでしたが、こう答えていただいた方がいました。
上手い人はよくティーアップした球をクリーンに打つ練習をすると聞きます。(恥ずかしながら私は最近ほとんどしてません…)
人工芝のマットがイマイチなら、そういうときこそティーアップしたボールを打つ練習をし続けるのもいいかもしれません。
あまり気にしない
練習場の目的はあくまでスイングと方向性の確認のみ、という方の意見です。
たしかに、どのマットも同じところが薄くなってるということは、あまり気にしていない人が多いのかもしれませんね。
おわりに
今回の内容に正答はないと思ってます。
Twitterでのアンケートでは「薄いところを避けて打つ」が多かったのですが、だからといってそれが正しいというわけでもないです。
一つだけ言えるのは、マット上のボールの位置だけでも様々な考えがあり、学べることがあるということ。
“なんとなく”マットの真ん中にボールをおいて、“なんとなく”マットと平行に立つのではなく、普段からいろいろ考えながらスタンスをとってみるのはどうでしょうか。
最後になりますが、アンケートにご協力いただいたフォロワーの皆様に感謝いたします。